そらの内科レジデント生活

内科レジデントそらの日常

産業医の魅力について考えてみるってお話

こんにちは!そらです!

梅雨に入ったはずなのに毎日快晴ですね。暑い日々が続くので熱中症には気をつけたいものですね。

 

今回は産業医のお話。以前産業医になる方法について記事を書いてみました。

resident-sora.hatenablog.com

この記事の中でも書いていますが、そらは研修医の頃に、とある先輩に勧められ夏に行われる集中講座で産業医の資格を手に入れました。自分なりに産業医の魅力について考えてみました。

 

 

若い方の健康問題にアプローチできる

 

 

これこそがそらの考える産業医の魅力だと考えます。

普段病院で働いていると、当然ですが、高齢者を相手にする機会が多いのです。若い人は健康な方が多いですし、高齢になればなるほど様々な疾患に罹患しやすくなります。そらの主観にはなりますが、70代であれば若いと感じます。同じような意見を持つ医療従事者の方も多いのではないでしょうか。

 

下の写真は平成26年厚生労働省公表の年齢別の医療費や入院患者数のデータです。

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実際に高齢者に必要とされる医療資源は若年者と比較して膨大になっていることがわかります。

現在日本では超高齢化社会が進行しています。厚生労働省の簡易生命表によると2019年の日本人の平均寿命は男性が81.41歳女性が87.45歳です。高額な新薬もどんどん開発されつつあり、ますます医療資源が必要となることが予想できます。
最近ではエーザイ発のアルツハイマー認知症の治療薬がアメリカで承認されたことがニュースになりました。これは年間500-600万円の超高額の薬剤であり 、認知症の患者全員に投与することになるのであれば間違いないく医療崩壊を招くと考えます。 

 

医療費を削減する方法はどうしたらいいのでしょうか。
一次予防や二次予防ををしっかり行い早期対応することが、健康寿命を伸ばし医療介護費を削減する第一歩となると考えます。

 

日本社会を支えているのは間違いなく生産年齢人口(15歳以上65歳未満)の方々です。
生産年齢人口の方々のサポートを行うことは間接的に日本社会をサポートしていることになるのではないかと考えます。高齢者の方に適切な医療を行うことはもちろん大切ですが、若く未来のある方々の健康を支えることは同じかそれ以上に大切なことであると考えます。

 

健康にそして安全にそんな職場環境を作る提案をできるのが産業医の魅力と考えます。

 

実際にはまだ産業医として勤務をしたわけではないのですが今後機会があればその職務につきたいと考えます。